こちらではDIYで断熱のための内窓(二重窓)を簡単に作る方法を紹介しています。
今までこれ以外のもっと手軽な断熱(特に寒さ対策)も試した結果を↓に載せていますので良かったら覗いて言ってください。

どうもです。
建売の戸建てを購入して早10年以上。
建売の割に細かいとこに意外と気遣いがあって気に入っております。
ただ。
ただ。。
風呂が寒いよ ( ゚Д゚)
皆さんのお風呂の窓はどういうタイプが付いてます?
僕の家は”ジャロジー窓”とか”ルーバー窓”とかいうタイプの窓です。
↓このタイプ

ハンドルをクルクル回すと窓が開きます。
このタイプの窓がなんとも寒い!!
冬になると浴室暖房をつけても寒い!!
窓から冷気が降りてくるのが肌でわかるほど寒い!!
ルーバー窓はいくつものガラスが折り重なって閉まるので、どうしても隙間が出来てしまうのでしょうか・・・
ゴムパッキンというか隙間テープのようなものが付いているようにも見えますが。
とにかく寒いので、
やっぱり窓の寒さ対策は内窓設置でしょ!
ってことでDIYで内窓を作りました。
二重窓とも言うんでしょうかね?
今回はちゃんと写真とか色々撮りましたので、参考にしていただけると嬉しいです。
特にルーバー窓の寒さに困っている方は是非挑戦してみてください。
ちなみに僕はDIYど素人なので、僕が出来たということは大概の人は出来るという事だと思います。
そんな僕は2時間以上かかりましたが、慣れている人や工具がある人は30分くらいで作ってしまうかもしれません!
今回、ルーバー窓への設置ということと、お金を安く済ませたいということでDIYチャレンジとなりましたが、我が家のリビングの掃き出し窓には、プラマードUを取り付けしております。
見た目をある程度気にして、かつお金は多少かかっても大丈夫!という方はプラマードUはおすすめです。(ルーバー窓には対応していないかもしれません・・・)

ここではルーバー窓(ジャロジー窓)に対して二重窓を設置していますが、もちろん普通の引き違い窓や嵌め殺しの窓にも対応できます。
ただ、使っているものがプラダンなので、掃き出し窓のような大きなサイズには向いていないと思います。
(たぶん自重でゆがんでしまうのではないかな?やったことないけど・・・)
あと穴あけなど必要ないので賃貸物件でも対応できると思います。
ただし実践する場合は、使用する両面テープの種類にご注意ください。
設置するところが塗装されていたりすると、撤去する際に最悪塗装が剥がれたりして怒られるかもしれませんので(; ・`д・´)
当方まだ撤去したことがございませんので、テープ残りなどの影響もわかりません・・・・
完成イメージ
いきなりですが完成イメージです。
実はすでに浴室の2つあるルーバー窓の内、片方は3年前に設置済みでして、その写真です。

ルーバー窓の手前にもう1枚引き違いの窓があるのがお判りでしょうか?
雰囲気はだいぶ変わりますが好みが分かれそうです。
僕は結構好きですよ。
たったこれだけの窓ですが、恐ろしいほどの効果があります。
浴室にはもう1枚ルーバー窓がありますが、片方に内窓を付けるだけでも体感が大きく変わりました。
今回はもう1つのルーバー窓に同じ内窓を作って設置しますよ~。
<追記>
設置してから早5年以上経過しておりますが、両面テープの剥がれやカビの付着は皆無です。
「5年くらいしたら取り外して掃除してリフレッシュが必要かな」くらいに思っていましたが、これは嬉しい誤算です。
もしかして、プラダン上下にセロテープを貼ったことが良かったのか?
※これも記事に書いていますので良かったらやってみてください
内窓(二重窓)を作るのに必要なもの
まずは作業に必要なものを。
・内窓キット
・ポリカ製のパネル
・カッター
・プラスチック用ノコギリ
・両面テープ
・メジャー
・曲尺 ←なくてもOK
・セロテープ ←なくてもOK
・紙やすり ←あった方がよい
DIYといいつつ内窓キットとかいうズルいものが入っていますが、ど素人の僕には一から内窓を作るのはハードルが高すぎますのでお許しください。
それぞれ少しだけ説明しますね。
内窓(二重窓)キット
光のフレーム&レールキットです。
これが窓枠部分になります。

DIY用として販売されているもので、これはレールと窓枠のみとなっています。
今回は前回買ったものの余りを使います。
3年経過しているけど大丈夫かな・・・
近頃は色んなところからおしゃれなものも出ているようなので迷いますね~。
本当はプラマードとか使えると良いんですが、寸法的に適合がないので断念しております。
具体的に言いますと、プラマードを取り付ける部分の奥行はある程度のスペース(基本的には8cmくらい)が必要になります。
※使える場所は限られますが、「ふかしわく」というものを使って小さいスペースでも取り付ける方法もあります。
ルーバー窓はこのスペースがネックになることが多いです。
ルーバー窓ってクルクル回すハンドルがあるじゃないですか?
上で書いている「スペース」というのはこのハンドルも避けた状態でのスペースになりますので、実際の窓枠は結構スペースがある様に見えて、全然取り付けスペースが確保できないんです・・・・
プラマードは窓枠のみ樹脂製で、窓部分はガラスですから完成度が大きく変わります。
寸法指定どおりのものが配送されるので、ドリルなどで窓枠に取り付けるだけで完成度の高い内窓が設置可能な商品です
ポリカ製のパネル
中空のポリカーボネート製の板です。
これが窓部分になります。

背景が白なのでわかりにくいですね。すみません。
これも前回買ったものの余りを使います。
ちなみにこちらはコメリのオンラインショップで購入しました。当時はコメリが一番安かった記憶があります。
今は大手モールとかでも安く手に入るかもしれませんね。
カッター
ポリカを切るために使用します。
ごく普通のカッターでOKです。
ただ刃は新しいものにした方が良いです。
新品に交換するか、切れなくなった部分をパキッと折って使ってください。
プラスチック用ノコギリ

フレームキットを切るために使用します。
僕はこの作業のためにコイツを買いました。
もしかしたらもっと使いやすいものがあるかもしれませんが、コイツでも十分でした。
なお、電動工具をお持ちの場合は断然そちらの方が良いです。
素人にはこのノコギリを使って直角に切るのが困難でした。
今回使用したのはこちらです↓
両面テープ
窓枠(レール部分)を既存の窓枠に貼り付けるために使用します。

浴室に使うので紙用の両面テープではなくて、プラスチックにも使えて水にも強いと謳ってあるコイツを使用しました。
前回は別のものを使ったんですが行方不明になったので、今回はたまたま家で見つけたコイツを使用します。
紙用とかじゃなければそんなに気にしなくても大丈夫だと思います。
今回使用したものはこちら↓
<ちょっとご注意>
賃貸物件に使用する場合は、粘着力はそれなりのものを使った方が無難かと思います。
普段そんなに開け閉めしないところであれば、大した粘着力も必要ありませんので。
目立たないところに貼って剥がして、塗装が剥がれたり跡が残らないことを確認してから実践してくださいね~!
問題起こっても責任は取れません(‘◇’)ゞ
メジャー
窓のサイズやフレームサイズを測るのに使用します。
お裁縫道具に入っているのはふにゃふにゃなので測りにくいです。金属製のものならなんでもいいと思います。たぶん100均でよいでしょう。
曲尺
カネジャクと読みます。
窓枠やレールを直角に切るためのガイドを描くために使用します。

僕のは100均製!
フレームに対して直角の線が引けます。
(僕のノコギリスキル不足によりほとんど効果を発揮しませんが・・・)
別になくても問題ありません。
セロテープ
ポリカの穴を埋めるために使用します。
まぁおまじない程度ですので無くても問題ないでしょう。
紙やすり
フレームやレールを切り出した後、断面をきれいにするために使用します。
僕は200番くらいのものを使いました。
ノコギリや工具で一発で綺麗に切れる方は必要ないかもしれません。
ただ、長さを微妙に調整したい場合などはあった方がいいですね。
いざ作業
基本的に作業は、上で紹介した内窓キットに詳しく書かれていますのでそれに沿って作業すれば問題ありません。
今回は説明書を紛失したので、前回設置した内窓の寸法を参考に作業しました(汗)
窓サイズを測る
設置したい部分の窓枠サイズを測ります。
説明書には縦3か所、横3か所、斜めを測る様に書いてあったと思いますが、ずぼらな僕は4辺を測定して終了しました。
↑こういう所がど素人たる由縁ですね。まずはルール通り行うべきですすみません。
注意点
今回のように浴室の窓枠につける場合は窓枠四隅のシール剤の存在に気を付けてください。
窓枠きっちりの寸法を出してフレームを切り出すと、シールが邪魔して入らない場合があります。
その場合でも後から切り欠いたりすれば問題ありません。
まぁ僕の場合、そもそも寸法キッチリに切り出すことが出来ないので心配ありませんけどね(泣)
フレームを切り出す
まずは窓のフレームを切断します。

断面が汚くなりました・・・
所詮僕のDIYスキルはこの程度です。
あ、でもだんだん上手になりましたよ(汗)
↓全部切り出しました

今回は引き違い窓なので、1つの窓につき2枚の窓が必要になります。
なのでフレームも2枚分です。
長いフレームが縦のフレーム、短いフレームが横のフレームです。
完成度を上げるポイント
横のフレーム(短い方)の切断は頑張ってきれいにした方がいいです。
4本の長さと切断面の直角はできるだけ揃えると、最後の完成度がまったく違ってきます。
逆に他のフレームの切断部分は、設置後に見えなくなるので少々適当でも大丈夫です(笑)
↓ちなみに僕は全部適当です(恥)

ここをビシッと揃えれば完成度が大幅に上がりますので、気になる方は是非!
さらに完成度を上げるポイント
引き違い窓を自作する場合、「2枚の窓の重なる部分がちゃんと一致しているか?」も重要な要素だと思います。
↓赤い矢印の所(見えにくいですかね?)

僕のように気にせずやっちゃう人は上の画像のように、後ろの窓のフレームが見えてしまいます。
これに影響するのも横フレーム(短いフレーム)です。
いったんフレームとレールを切ったら窓枠に仮に乗せてみて確認した方が良いかもしれません。
僕のように気にならない方は、気にしない方向で行きましょう!
レールを切り出す
フレームに続いてレールを切り出します。

あっという間に切れました(笑)
長いレールは縦の側面用で、短いレールは上下のレールとなります。
なお、上下は同じ部品ではありません。

右側の溝が深いのが上側、左が下側のレールになります。
下側のレールは細かい溝が切ってありますね。窓の滑りやすさとかに効果があるんでしょうかね?
窓を切り出す
↓切り出しました

ポリカはカッターで切断します。
一度にカッターを貫通させて切らずに、定規を当てて優しく表面を何度かなでる感じで切り込みを入れていきます。
これを両面行ったら、最後はパキッと折り曲げる感じでやると簡単です。
↓少々ガタガタでもほったらかしで大丈夫です。

切り口をそのままにしておくと、結構危ないので取り扱いは気を付けましょう!
それとポリカは少し小さめに切り出した方が後々調整しやすいです。
なお、ポリカはスジが縦方向になるように使用しますよ。
ポイント
前回に引き続き、今回もポリカの断面をセロテープでふさぎました。

お風呂で使うので湿気が中空になっている所に入るとカビそうじゃないですか?
これによる効果はわかりません・・・
ただ、セロテープを貼るとフレームとの密着感が上がりますので僕はおすすめします。
ポリカの中に切りくずが入った時の対処
もしもポリカを切断している過程で切りくずなどが中に入ってしまったら・・・
掃除機で片方から吸ってやれば案外簡単に綺麗になります。
なかなか出てこない場合は、掃除機と反対側の穴を指で少し塞ぐと内部がさらに負圧になるので取れやすくなると思います。
フレームと合体
切り出したフレームとポリカを合体させます。
↓まずは下フレームを取り付けます。

ニュッと入っていきますよ。
↓次に両サイドのフレームを取り付けます。

完成度を上げるポイント
ここで下フレームと横フレームの下端をだいたい合わせておきます。
上下フレームと横フレームの端部をドンピシャで合わせられるスキルがない場合は、下側を優先して合わせた方がよいです。

↑は完成した状態の窓の下フレーム付近を映したものです。
構造上、下側レールは溝が浅いため、窓の横フレームが極端に短いと隙間が見えてしまいます。
一方で上側レールは溝が深いですしあまり目立たないと思います。
↓僕が作ったものはこれくらい上側がズレている・・・・

↓あとは上フレームを取り付けて窓部分が完成。

ちょっとテンションが上がるところですよ!
ここまでくれば後少し!!
レールを窓枠に固定
先ほど切り出したレールを両面テープを使って窓枠に貼り付けます。

えっと、窓枠と色が一緒だし分かりにくいですね。
とりあえず付いています。
付ける順番としては、側面のレールを付けたあとで、上下のレールを付けることになります。
↓上側のレール

↓下側のレール

おわかりいただけますでしょうか?
側面のレールに上下レールが入り込んでいる形です。
つまり上下レールの断面はほぼ見えません。
僕が言いたいこと、わかっていただけます?(笑)
窓をレールにはめる
レールが設置できたら、あとは窓をはめるだけで完成です。

お疲れさまでした~!
内窓の完成

左側が今回追加した内窓です。
相変わらず写真が暗くて申し訳ありません。。。
どうでした?
こんな適当な作業でもまぁ形にはなりましたよ。
ね?誰でも出来そうでしょ?(笑)
今日のお風呂で効果が体感できるか楽しみですね~。
やっと今回の作業で、脱衣所と浴室のルーバー窓、計3個に内窓を設置し終わりました!
↓こちらは以前取り付けた脱衣所の内窓

浴室よりもサイズが大きいものなので、こちらの方が効果は体感しやすかったです。
長文、お読みいただきありがとうございました。
今回は以上です!
取り付け後の感想
浴室の二つあるルーバー窓、どちらも内窓を自作したわけですが、その後の感想を。
我が家、冬は浴室暖房を付けっぱなしで毎年入っているんです(←どんだけ寒い風呂なんだ?)
今回、全窓(といっても二つですが)に内窓を自作した結果・・・・
浴室暖房付けっぱなしだと あっつい!!(嬉)
まさに嬉しい悲鳴というのかな?
やはり、全窓設置すると効果は倍増ですね~。
ちなみに結露ですが、若干曇るくらいです。
以前はルーバー窓から水滴が流れるくらいの結露でしたが、内窓にはそんなことは発生しません。
これはしっかり断熱出来ている証拠ということになるんでしょうね。
なお、今回は断熱による寒さ対策のために付けましたが、もちろん暖房などの電気代の節約にもつながります。
そういった節約という意味では、太陽光発電も検討の余地ありだと思います。
実際にこちらで元が取れるか検証しているので、お暇でしたらのぞいてみてください。
https://ojlife-blog.com/sunvista/
おまけ
前回の内窓同様に今回も窓部分にプレクサスというワックスを使用しました。

汚れが付きにくくなったりしそうだし、なんとなく良さそうじゃないですか?
主に車やバイクなどへの使用を想定されているようですが、塗装面でもガラス面でもどこでも汚れ落とし&つや出し&撥水の効果を持たせることが出来ます。
1本あると結構便利ですよ~。
2018年当時はドン・キホーテが最安という噂がありましたが、近頃は値上がりしたようなのでネットショッピングで手配してもあまり大きな差はありません。