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どうもです。
こちらでは爬虫類のエサ用コオロギの繁殖方法を書いていきます。
ここで書いているのは、僕自身もエサ用としてコオロギを繁殖していますので、その経験をもとに行きついた方法です。
ちなみにここではヨーロッパイエコオロギの繁殖について書いていますが、フタホシなども大差ないと思っています。(フタホシは温度管理・湿度管理がヨーロッパイエコオロギよりシビアと聞きますが、僕自身が飼育したことがないのでわかりません)
・ペットの爬虫類、両生類が食べる分だけ常にキープしておきたい
・できるだけ手軽に、手間をかけずにコオロギをキープしておきたい
・あわよくば余ったコオロギを売ってしまおう!!
↑ このような方には参考になる内容だと思います。
では、いってみましょ~
ちなみに余ったコオロギを販売して儲けたいという目標の方は、一度こちらのページを読んでいただいた方が良いとおもいます。
長期的にコオロギを飼育するにあたって準備することや、心構えなどを書いています。
コオロギを入手する
とにかく最初はコオロギを手に入れなければなりません。
入手ルートは、ペットショップ(実店舗、ネットショップ)、ヤフオクあたりでしょうか。
価格でいえばヤフオクに軍配が上がりますね。
特にヤフオクでは稀にコオロギの卵を出品されている方も居ます。
卵は大量に入っている場合が多いです。
(500匹とか1000匹単位で手に入ります)
一気に大量確保だ!!
という気分になりますが、自家繁殖される場合は大人のコオロギを入手した方が断然効率が良いです。
卵を大量に入手しても、それが大人になるまで待たないといけません。
一方、大人のコオロギは速攻で毎日大量の卵を産むんです。
500個の卵なんて数日で確保できてしまいますからね。
ご自分の利用用途に合わせて購入した方が良いですよ。
ペットの爬虫類のエサ用としてのみ考えているのであれば、そのペットが食べるサイズの少し小さめのものを購入してください。
(すぐに大きくなってしまうのでオーバーサイズになります)
逆に、大量繁殖・販売を目的としているのであれば、できるだけ大人のコオロギが良いと思います。
ただ、はっきり言って最初は10匹とかでも十分です。
あっという間に何百、何千、何万と増えてしまいますからw
コオロギ飼育の道具を準備する
当然コオロギを迎えるにあたって飼育環境を準備しておかないといけません。
シンプルな構成で、こちらのようなものでも十分だと思います。
100均でだいたい揃います ↓
サイズ感は飼育数などに合わせて拡大していけば大丈夫です。
上のケースサイズだと大人20匹くらいが限界MAXだと思います・・・・
大量にいく場合はやはり衣装ケースが良いでしょう。
コオロギを成長させる
コオロギを無事に入手してケースで飼い始めたら、あとは死なないようにキープするだけです。
・毎日のエサやり
・毎日の水やり
基本的にはこれらを行っていればコオロギはすくすくと育っていきます。
これだけ見ると楽なもんですよね~。
コオロギを素早く大きく成長させるには
コオロギの成長を促進するために大事なことは、栄養のある食事と快適な温度・湿度です。
特に温度はとても重要です。
湿度は低ければ低いほど良いと思っています。
湿度は成長速度に影響はないように感じていますが、コオロギが星になる確率を下げるためにも重要だと思います。
まぁ何よりも、湿度が高いと臭いますし。。。。
コオロギの適温
コオロギを成長、繁殖させる上で適した温度は30度前後だと僕は思います。
人間だと「ちょっと熱いな~」という不快な温度くらいが最も成長が早い気がします。
逆に低温はダメ・ゼッタイ!です。
成長速度が著しく遅くなります。
なので夏場はいいんですが、冬は注意が必要ですね。
一番いいのはエアコンやヒーターを高めの温度でつけっぱなしですが、さすがに電気代もバカにならないので、ピタリ適温と保温器具などを使ってうまくやりくりしましょう。
冬場なんて、爬虫類を飼っているのか、コオロギを飼っているのかよくわからなくなりますね。
冬はそれくらいコオロギも管理しないと効率よく繁殖しません。
コオロギに卵を産ませる
コオロギが順調に育ったら、今度は卵を産んでもらいましょう!
環境が整っていてオスメスの成虫がいれば、あとは勝手に卵を産んでくれます。
特に構える必要はありません。
しかし、コオロギはちょっと湿った場所があればガンガンそこに卵を産みます。
ティッシュだろうが、土だろうが、水入れだろうが・・・・
それでは困るので、産卵するための場所はちゃんと準備しておきましょう。
僕がつかっている産卵床はこちらです↓
産卵床をちゃんと準備してもやっぱり色んな所で産卵しちゃうんですけどね。。。。
生まれた卵をキープする
さぁ、ついに新しい世代の誕生に向けてカウントダウンです!!
上で書いた産卵床をコオロギの飼育ケースから出して別の場所に保管しましょう。
成虫のオスメスがいるケースに産卵床を入れたら、理想は1~2日で取り上げる形が良いと思います。
その方が後のサイズ管理がグッと楽になります。
ちなみに、上で紹介した産卵床のケースにはフタもあると思うので、飼育ケースから取り出したらフタをしてしまっても大丈夫です。
(これくらいでは窒息して全滅なんてことはないです)
フタがない場合は定期的に産卵床を湿った状態にキープするように霧吹きなどを使いましょう。
あ、卵もやはり暖かいところが良いので、暖かいところで保管しておきましょう。
逆に寒いところに置いておくと、孵化がものすごい遅くなったり、最悪卵が孵化せずに死んでしまいますので注意です。
卵をキープしたら頃合いを見てたまに様子を見た方が良いと思います。
産卵床の表面から卵が見えない場合は少しくらい掘り返しても大丈夫です。
卵を見てみて、色が少し黒っぽくなってきたら順調に卵の中で成長している証拠です。
そして、孵化が近くなると卵の中に黒い点がくっきり見えるようになります。
目ですね~。
目が見えてくると孵化は近いです。
こうなってきたらピンヘッド(生まれたばかりのコオロギ)をキープするためのケースを準備しておきましょう。
ぼくは小さめのケースに産卵床をそのまま入れておいておきます。
孵化が近くなってきたらフタは外しておきましょうね。
たぶんフタをしていると湿度で水滴ができているかもしれませんが、ピンヘッドはその水滴で溺死しますので!
ピンヘッドを育てる
ひとたび孵化が始まると、ぞくぞくとピンヘッドが産卵床から出てきます。
コオロギをキープする上で一番気を遣うのがこのピンヘッド時代です。
もうほんとすぐに死にます
この時代に気を付けることは、水です!
ピンヘッドが溺死しないように、でも水は切らさないように。
僕は、水を含ませたティッシュを丸めてケース内に置いています。
それで毎日スポイトでティッシュに水を補充する感じです。
あとこのころのエサは熱帯魚用のフレークタイプのものが一番手軽だと思います。
金魚のエサのような硬いものはピンヘッドのアゴでは噛めません
あとは何世代も繰り返すだけ
ピンヘッドが多少大きくなるまで成長したらもう大丈夫です。
あとは同じ内容を繰り返すだけ何世代もキープできると思います。
これであなたもコオロギ繁殖屋ですw
まとめ
コオロギ繁殖の流れ、イメージできたでしょうか?
ここで改めてキーポイントを。
・温度は高め
・湿度は低め
・毎日エサやり、水やり・交換
最初はうまく孵化できなかったり、孵化しても全滅してしまったりもあるかもしれません。
でもちょっとでもコツをつかめばコオロギの繁殖はとても簡単ですよ。
ちなみに、
一回コオロギを繁殖させるとわかると思いますが、とてもじゃないですが数匹のペットだけで消費できない数になります。
そうしたら、余ったコオロギは
・人にあげる?
・ショップに引き取ってもらう?
・販売する?
・☆になってもらう?
という選択肢くらいしかないですね。
じゃぁどうせなら少量欲しい人に販売しちゃって、小遣い稼ぎしよう!
そしてその小遣いでペットの環境をさらに良くしよう!
と思って僕は販売を始めました。
繁殖が順調にいったら販売も視野に入れてこちらも見てみてください。↓
あ、増えすぎたからといって間違っても逃がしたりしないでくださいね!
ヨーロッパイエコオロギなどは本来は日本に居ない生物です。
たぶん日本の冬は越せないとは思いますが、それでもだめです!
健全な爬虫類飼育者として、マナーはしっかり守りましょう。